序幕 A ruler of night and fantasy


夜はぼくを自由にする。ぼくが夢を支配する。
もしも、君がこの世界をきらいになったら思い出してほしい。
そしてぼくの名前を呼んでごらん。
きっと、君が望む世界へ連れて行ってあげる。

"Lilith"

ぼくはそう呼ばれているのだけど、
真実(ほんとう)の名前は別にあるんだ。
君には教えてあげる、だから忘れないで。

ねえ、もう少し時間があるんだ。
もっと楽しい遊びをしよう。

 prelude