終幕 A ruled in the dark


マスター、ぼくのマスター。
もう甘い匂いが感じられなくなってしまったね。
どうしてだか、ひどく寂しいよ。
それより見てごらん。ここに手鏡がある。
これを割ってみせよう、喜んでくれたらいいな。

ぼくは、ううん、ぼくらは旅に出るよ。
だから君のそばを離れないといけない。
さよなら、マスター。ぼくのマスター。
大好きだよ。

 epilogue