雑記


・挨拶や契約の言葉

【猫】は、のらりくらりとこだわりがなく、発情期には白檀の【におい:フェロモン】がする。

中でも【野良猫】は身体能力が高く、眠りが浅い。ねぐらのない者、事情に通じる者の比喩でもある。

娼館で客をとる猫を【色猫】、下働きを【徒猫】と呼ぶ。娼館での遊戯を色猫遊び、色猫買いという。

色猫は、衣は上等だが装飾品は少ない。欲情を煽るにおいを伴うと良い条件とされる。

雪花は飾ることを好み、古狸は無闇に豪華にしたがる。

【四ノ猫】は発情期の猫の別称。通常、春が発情期であるため春猫とも。四ノ札は発情期の猫に充てる。

【花】はにおいを感知する器官で性的な快感を受けて蜜を出す。

木天蓼・夏梅に弱く、泥酔状態になるため採取が規制されている。

鬼木天蓼の枝も同様の作用を示すが、軽度のため規制がなく、悪用されやすい。


・黒糖の昔馴染

【年長組:雪花、嵐雪、壱鹿、黒糖、紺】は過去、雪華の下で色猫をしていた。

黒糖が初めて色猫になったのは6年前の短い期間。嵐雪が勧誘・開発し、やたらと好評だった。

ちょうど雪華の引退期にあり、雪花と嵐雪が後継者に挙がるが、密輸売買の関与が発覚した嵐雪は姿をくらます。

この時【黒糖】は色猫をやめて賭け事にはまる。

雪華の娼館は解体され、雪花を中心に壱鹿と紺が補佐する娼館・摩夷夏ができる。

舗名の由来は、雪花→きら→雲母→マイカ→摩夷夏と転じたもの。

【雪花】は娼館の顔役と色猫の教育係。上客相手なら色猫になることもある。

【紺】は運営方と裏仕事を受け持つ。人手の少ない時は色猫をして客もとる。

料理番長の【壱鹿】は徒猫の給仕指導や隠居した雪華のご機嫌取りをする。

【嵐雪】は流れ者となるが雪花や忍冬と繋がりを持ち続け、情報収集や色猫の斡旋をしている。


・メモ

テオフィル・ゴーティエ /

猫は、毛皮を被った道楽者である。The cat is a dilettante in fur.

萩原朔太郎 /

蛇のような遊びをしよう。


・分布図


・背丈

190cm~ 【前】壱鹿
180cm~  【半】桐生
  【前】雪花、雨塚、紺、忍冬
170cm~ 【後】銀匂、黒木
  【半】紫籐
  【前】梅乃、リーネ、嵐雪、黒糖、白橡、雪華
160cm~ 【後】桃花、甲斐
  【半】九良、螢火
  【前】鵤
150cm~ 【前】双陽、白桃、黄桃